体外受精の金額の相場は?助成金は自治体によって違いあり【リアル体験談】

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不妊治療はとてもお金がかかります。

それも体外受精までするとなると、保険適用外のため、かなりの金額がかかってしまいます。

また病院選びによっても金額が変わってきます。

そこで、私が治療した2つの病院での経験も例に挙げながら、体外受精にかかる金額の相場を調査してみました!

更に助成金の金額や条件についても調べてみました。

体外授精にかかる金額相場

体外授精にかかる金額の目安は20万~60万円と言われています。

 

ただ体外授精とひと括りでいっても、そのなかでも色々な治療法があります。

卵子を育てる誘発方法が違ったり、卵子と精子を顕微鏡を使って授精させる顕微授精など、その人によって治療法が変わってきます。

更に病院によっては、成功報酬型などもあるので治療費は全然変わってきます。

実際私が治療した2つの病院でかかった金額を大まかに紹介してみたいと思います。

参考になれば幸いです。

 

1つ目の病院

ここの病院では、ロング法といって排卵誘発剤を最大限使って卵子をたくさん採る方法です。
受精方法は、顕微授精でした。(4年くらい前に治療した時の金額なので少し古いデーターです。)

項目 金額
血液検査 10,000円
注射(卵を育てる注射、黄体ホルモン補充の注射など全部で14回分)内診 全部で56,000円
採卵、移植 262,500円
顕微授精(5個以下) 31,500円
薬(プラノバール、バナン、膣座薬、ルトラール、スプレキュアなど) 25,600円

 

大ざっぱですが、一回の治療に掛かった総額は385,600円でした。

その時の卵の育ち具合などで、もう少し少ないこともあるし、多いときもあります。

 

2つ目の病院

ここ病院では低刺激周期で治療しました。
不必要な排卵誘発剤は使わず、病院の通院回数も少ないですが、採れる卵が少ないです。
授精方法は顕微授精で、ここの病院は成功報酬型でした。

項目 金額
血液検査、内診5回 37,200円
採卵 75,600円
顕微授精(1個~2個) 21,600円
胚盤胞培養 32,400円
移植、孵化補助 64,800円
薬(クロミッド、バナン、膣座薬など) 21,800円

 

2つ目の病院での総額は約25,3400円でした。

これに妊娠が成立したら+300,000円なので、553,400円になります。

 

このように誘発方法や病院によって、更に自分の体の調子によってだったり、受精卵の育ち具合にもよっても金額は変わってくるため、相場は差があるのだと思います。

 

助成金はいくらもらえる?

不妊治療費助成金は、都道府県と、少数ですが市町村でも助成金をだしてくれているところもあります。

都道府県に申請してもらえる助成金について調査してみましたが、助成金額はほぼ同じですが、対象となる項目など細かいところは都道府県によって違う場合があるので、自分が対象だったり、対象外だった場合でも、申請先の対象項目はよく読んでおいたほうが良さそうです!

 

対象となる治療

指定医療機関で実施していることは前提です。

・特定不妊治療(体外受精、顕微授精)

・男性不妊治療(特定不妊治療の一環として行った治療)

 

助成金の上限額

・1回の治療に対しての助成額は15万円初回のみ30万円

1回の助成とする範囲は、採卵に向けた準備(ホルモン注射や内服)から、移植して妊娠の有無の確認までの医療保険適用ではない部分です。

ただし、凍結胚移植(1~3周期程度の間隔をあけて母体の状態を整えてから胚移植を行うとの当初からの治療方針に基づく治療を行った場合は除く)と、採卵しても卵が得られない又は、状態の良い卵が得られないため中止した場合は、7万5千円が助成金の上限額になります。

また、卵胞が育たなかったり、採卵前に排卵してしまった、採卵準備中に体調不良により治療を中止してしまった場合は、助成金はでません。

 

助成金の回数

妻の年齢が、40歳未満の方は、6回、 40~43歳未満の方は3回

 

対象者

・治療期間の初日における妻の年齢が43歳未満である夫婦。

・「妊娠の見込みがない」か「妊娠の見込みが極めて少ない」と医師に診断され実施した治療。

・夫婦の前年(1月~5月の申請にあたっては前々年)における所得の合計額が730万円未満であること。
※東京都は平成31年4月1日以降から905万円になったようです!

 

対象になる決まりや、2人目の治療に対しての助成金申請できるの回数など都道府県によって様々なので申請前に調査はよくしといたほうが良いですね!

ただし申請期限を過ぎた申請は助成対象外となってしまうので気をつけましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

体外受精は体や精神的に負担をかけてくるだけではなく、家計にも負担をかけてきます。

なので病院選びする時は、治療方針や治療費はよく調査しましょう。

そして助成金はうまく活用して上手に治療を進めていったら良いと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

治療している方、する方が1日でも早くいい結果がでますように!