あっというまに秋らしくなりましたね。
涼しくなり始めたところで、暑くて出来なかった花壇のお手入れを再開という方も多いのではないでしょうか。
これからは秋の花を楽しむのはもちろん、冬や春に向けて植えてゆく時期だと思うので、花壇をおしゃれにできる、オススメの花や冬から春に咲かせる花もピックアップしていきたいと思います。
秋から冬に楽しめるオススメの花
1、センニチコウ
センニチコウ(千日紅)という名前は、花が長くもつことに由来したもので、初夏から秋まで長く楽しめるのも魅力の1つです。
カサカサした球花は、愛嬌があって可愛らしいのですが、美しいのは苞片で実際の花は目立ちません。
暑さに強く、日当たりと水はけの良い土地を好みます。
やせ地でも育つので手間はかかりませんが、水切れに弱いので、鉢植えは注意が必要です。
開花時期 | 5月から11月 |
耐寒性 | 弱い |
形態 | 一年草、多年草 |
2、ケイトウ
夏から長い間楽しめ、日本の高温多湿の気候にもあうので、古くから栽培され親しまれています。ニワトリのトサカににていることから『鶏頭』と呼ばれ鮮やかな花色で秋の花壇を彩ります。
丈夫で育てやすいのですが、タネからの場合、発芽温度が高いので、八重桜が終わったころまくとよいです。
開花時期 | 7月から10月 |
耐寒性 | 弱い |
形態 | 一年草 |
3、トレニア
スミレに似た紫やピンク、白などの可憐な花ます。
よく分枝してこんもりとした草姿になるので花壇や、縁取りや、プランター植えに向きます。
タネは箱まきして花壇や鉢に移植するか、直まきする。乾燥を嫌い、乾かしすぎると生育が悪くなるので要注意!
開花時期 | 8月から10月 |
耐寒性 | 弱い |
形態 | 一年草、多年草 |
4、ハボタン
秋の低温によって着色するので、冬の花壇やお正月の花材、寄せ植えには欠かせません。
地方独特のものや、葉に深い切れ込みがあるものなど、多くの品種があります。
非常に育てやすいのですが、肥料の与えすぎは発色不良になるので、10月以降は肥料を与えないようにしましょう。
観賞期 | 11月から3月 |
耐寒性 | 普通 |
形態 | 二年草、多年草 |
5、ヒューケラ‘キャラメル’
アプリコットの色の葉で、とくに春の新芽はオレンジ色がかなり美しいです。
大型の強健種で、地植えだも育てやすく、大きな葉が庭のポイントになり、まわりの草花を明るく見せてくれます。
葉色は季節や置き場によって変化します。
春と秋の生育期には、ときどき追肥を施しましょう。
観賞期 | 通年 |
耐寒性 | 強い |
形態 | 多年草 |
6、ヒメツルソバ(ポリゴナム)
金平糖にような小さなピンクの花を初夏から秋にかけて長く楽しめます。
生育旺盛でどんどん広がるので、ほかの植物に影響を及ぼす前に、花壇に植えた時は、伸びすぎたらそのつど切るようにしましょう。冬は霜にあたると落葉しますが、暖地では屋外で冬越しできます。
開花時期 | 4月~11月 |
耐寒性 | 普通~やや弱い |
形態 | 多年草 |
7、ノースポール(クリサンセマム)
花期が長く花壇やプランターに最適。黄色のムルチコーレと白花のパルドサムが代表。
日光が好きで、寒さに比較的強いので戸外の日当たりの良い場所に置きましょう。
肥料をやりすぎると、葉ばかり茂らせることになるので注意が必要です。
開花時期 | 5月~12月 |
耐寒性 | 普通 |
形態 | 一年草 |
8、カルーナ・ブルガリスガーデンガールズ
花に見えるのはじつは萼。蕾の状態で色づき、開花しないので、とても長い間見ごろが続きます。
たくさんの花枝が立ち上がる姿は、植栽の縁取りに用いると、ボリュームがでて美しいです。
冬に間はほとんど姿が変わらないので、植え付け直後から楽しめるように、株間をつめて植えこむとよいでしょう。
小花なので、どんな植物とも合わせやすいです。
観賞期 | 9月~3月 |
耐寒性 | 強い |
形態 | 低木 |
9、オキザリス
庭に生える雑草のカタバミの仲間で800~850種類あります。
花弁がらせん状に巻かれて、紅白のねじり雨のような蕾が可愛いベルシコロル、30cmくらい花茎を伸ばし黄色の花を咲かせるペースカプラエ、暗紫色の葉が美しいトリアンギュラリスなど、葉形、草姿、花色、花の大きさなど様々です。
いずれも丈夫で良く育ちます。
曇天の日や夜は花が咲かないので、開花中は日の当るところが絶対条件。
寒さがやや苦手だが、霜や寒風に当てなければ特別加湿する必要はありません。
開花時期 | 10月~4月 |
耐寒性 | 強~弱 |
形態 | 多年草、一年草 |
10、パンジー&ビオラ

pasja1000 / Pixabay
冬花壇の定番!カラフルな花色で、好みのカラーコーディネートが楽しめます。中間色は、他の色とも組み合わせやすいです。
秋から春まで長期間咲く品種が多く、殺風景になりがちな冬のガーデンになくてはならない存在になりました。
秋のうちに植え付けて株を根付かせると、冬の花付きがいちだんと良くなります。
開花時期 | 10月~5月 |
耐寒性 | 強い |
形態 | 一年草 |
最後に
いかがだったでしょうか?
色々な花がたくさん見れる時期が近づいてきてワクワクしますよね。
今は殺風景の花壇も、お庭やお家に合わせてそろそろ植物達を植えてみてはいかがでしょうか?